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海外の科学誌 Journal of Biomedical Opticsに当院の研究が掲載されました 2017/02/20
当院では、動物の超高齢時代を中長期的に展望して診療に従事しております。
そこで、前にも増して、診察時に動物への負担をより軽減できる非侵襲性(注1)を基盤とした「やさしい検査方法」を介して、生体局所の血流である微小循環調節機構を解析し、臨床に役立つ「橋渡し研究」(注2)を行っています。

今回科学誌に掲載された研究では、チワワの頭蓋骨に存在する大泉門という穴からNIRS(注3)という非侵襲性検査機器を使用することによって、麻酔などの抑制なしに脳の血流や酸素化状態を測定し様々な機能評価が実現可能であることを世界に先駆けて報告しました。 

麻酔などの影響を受けずに「意識下」で脳の血流や酸素化状態を評価することでき、精神的・肉体的負担が最小限であるこの検査は、まだ十分に解明されていないイヌの様々な生理機能(脳を含む他の臓器)や病態解析への応用が可能性であると考えます。

1:生体を傷つけないような、と言う意味
2:医学や生物学における基礎研究の成果の中から有望な知見を選び出し、通常の医薬品や医療機器の開発に要する試験物製造から臨床研究に至るまでの工程を一体的に捉えた開発戦略を策定することにより、効率的・効果的に医療としての実用化につなげることを目的とする医学研究の一領域です。
3:近赤外光を利用して物体内部の状態を非破壊的に調査する手法。本邦の光技術は世界最高水準であり、医療のみならず様々な領域で活用されています。

研究内容は、すべて公開しています。

J Biomed Opt. 2017 Feb 1;22(2):26006. doi: 10.1117/1.JBO.22.2.026006.

Examiner's finger-mounted near-infrared spectroscopy is feasible to analyze cerebral and skeletal muscle oxygenation in conscious Chihuahuas.
Hiwatashi K1, Doi K2, Mizuno R3, Yokosuka M4.

SPIE full text access
http://spie.org/Publications/Journal/10.1117/1.JBO.22.2.026006?print=2&SSO=1

pubmed
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/28199475


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